大洗水族館

大洗水族館は、茨城県東茨城郡大洗町にあり、オープンから2か月余りで50万人が来館している大人気の水族館です。大洗水族館は、水族館であると同時に食事やショッピングなども楽しむことのできるレクリエーション施設でもあります。大洗水族館が行っている取り組みには「アクアウォッチング」、「なるほど魚っちんぐ」、「水族館探検ツアー」などがあります。「アクアウォッチング」は、ダイバーが大水槽に潜水して、普段は見ることのできない魚などをスクリーンに映し出して魚の生態を解説してくれます。「なるほど魚っちんぐ」は、身近な海の生物などの映像や標本、観察・実験などを通して楽しく魚について学ぶことができます。「水族館探検ツアー」は、館内見学コースの途中にある水槽設備や調餌室などを、ガラス越しに覗くことのできる場所を設置してあったり、大洗水族館のスタッフの解説を聞きながらバックヤードを歩いたりすることができます。

大洗水族館の様々なゾーンの魅力@

大洗水族館には様々な魅力が隠されています。出会いの海ゾーンは、潮目(黒潮と親潮が出会う場所)を表現した大洗水族館のシンボルでもある「出会いの海の大水槽」があります。「出会いの海の大水槽」では、80種・2万匹が約1300トンの水槽の中を泳いでいる様子を観察することができます。暗黒の海ゾーンは、普段では観ることのできない大陸棚から深海にかけて生息する魚類や発光生物、無脊椎生物などを紹介しています。ただこれらの生物は、水槽での再現がとても難しいのでCGやホログラフィーなどの特殊映像を活用して大迫力の展示空間を実現さしています。世界の海ゾーンは、2つの巨大な迫力のあるサメの水槽や飼育がとても難しいマンボウのグループ展示、オホーツク海の多様な生物、沖縄の珊瑚礁などの生物などの世界の海の生物を展示しています。世界の海ゾーン2は、ラッコやエトピリカ、ゴマフアザラシなどの北の海の海鳥・海獣などを水中・陸上の両側の視点から観察することができます。

大洗水族館の様々なゾーンの魅力A

森と川ゾーンは、大洗水族館の開放的なアトリウムのなかに那珂川の自然を再現していて、水源から上流・中流・下流の環境の変化やそれぞれの流域に生息する生物を観察することができます。また、淡水と海水がまじり合った塩分の少ない水や湧き水などに生息する珍しい生物なども展示されています。出会いのデッキは、日本で初めてサケが放流された那珂川で生まれたサケを展示しています。オーシャンゾーンは、大洗水族館の屋外の開放的なテラスから180度のパノラマに広がっている太平洋をバックに、ペンギンやオタリア、アシカを観察することができます。またオーシャンシアターでは、イルカやアシカのショーを見ることができます。このショーでは、800の観覧席が設置されていますが、整理券の発行が間に合わないほどの大人気振りの盛り上がりをみせています。ミュージアムゾーンは、様々な水槽で見た生物の体の構造や生態などについて、観察や実験などをして色々な知識を学ぶことができます。

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